「楽器」と「音楽」の枠を超えて「みんなのカリンバ」へ

楽しいカリンバを作りたい。

誰もが自由に奏でられるカリンバをたくさん作ってみよう。

それがフライングカリンバのはじまりでした。

 

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沢山のカリンバを沢山の人が弾いたらどんなことが起こるだろう?

それが知りたくて、集まった人にカリンバを自由に鳴らしてもらいました。

はじめてカリンバに触れる人も、弾き方も関係なし、ただやりたいように鳴らしてもらう。

気が付くとそこには今までに体験したことのない音が紡がれていました。

それは絡み合いほどけながら漂う「音の雲」のようでした。

それぞれに違うチューニング、リズムもメロディもほぼ無いのに、不思議と混ざり合い溶け合う。

 

そこに居合わせた人は自分も含め、皆がはじめての体験に驚きました。

音を感じる体験を分かち合いたい、その想いが体験型のカリンバとなりました。

 

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自分で鳴らすことが難しい人には、誰かが鳴らすことを助けてくれるでしょう。

音は耳だけでなく、全身で感じていることを、カリンバは教えてくれます。

 

特別なスキルも経験も必要なく、ただ心のままに鳴らすだけ。

誰でも触れることのできるみんなのカリンバを目指して。

 

2021年スタート時のフライングカリンバプロジェクト